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2009年6月 6日

 閲覧して下さっている皆さん、こんにちは!世田谷区千歳烏山の矯正歯科専門医院ひさの矯正歯科の久野昌隆です。世田谷は雨がシトシト降っております。明日は日曜日、スッキリ晴れてくれると嬉しいのですが。

さて、今日は久しぶりに「良い矯正歯科医とは?その3」をお届けしたいと思います。

 患者さん本人やその保護者の方が、歯並びや咬み合わせのどんな状態を心配されて来院するのかには、ある程度の傾向があるようです。特に、お子さんの前歯が永久歯に生えかわってきた時には、その歯並びがガタガタ・デコボコしていたりして、このままで良いのか、今後どうなるのか、とても気になるものですよね。それをキッカケに一般歯科や小児歯科、矯正歯科を訪れることは多いと思います。

前歯の歯並びがガタガタ・デコボコしている状態を叢生(そうせい)といいます。その他、一般の方が問題があると認識される状態として多いものに、出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)や受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)があります。これに対して、矯正歯科医が問題視するものには、前歯の咬み合わせの状態が深すぎたり(過蓋咬合:かがいこうごう)、逆に浅すぎたり(開咬:かいこう)する場合であったり、少し違う傾向があります。これは、咬み合わせの状態が今後の顎や顔の成長に影響を及ぼしたり、顎の関節や歯茎の健康、首や肩の状態に影響を及ぼす可能性があるとの専門的知識を持っているからなのですね。つまり、患者さんや保護者の方が心配して来院した理由(主訴:しゅそ、と言います)について、時期的なことも考慮して、必ずしもすぐに矯正治療の対象になるとは限らないということがよくあるわけです。「しばらく待ちましょう」あるいは「その点は心配しなくて良い」といったご説明になる場合が頻繁にあるんですね。

逆に、気付かれていなかった問題点について、治療の必要性をご指摘する場合も出てくることになります。そこで言えることは、患者さんや保護者の方が心配して来院した理由(主訴)を直接解消するような治療を、すぐに開始すると即決することには疑問の余地をはさむべきだということになります。特に、永久歯に生えかわってきた前歯のガタガタ・デコボコに対して、スグに顎を拡げて前歯だけを並べようとする治療もあるのですが、本当に今それが必要なのか、治療を受けたとして、後で歯列の状態や咬み合わせがどうなっていくのか、よく理解し判断したうえで開始する必要があると考えられます。

そこで、「良い矯正歯科医とは?その3」は、「相談に行っても、必ずしもその時点で治療の必要性はないと指摘してくれる、あるいは、別の問題点を指摘してくれる矯正歯科医」としたく思います!チョット長いですが(^^;
 加療の必要性は、必ずしも患者さんの訴えに一致してあるものではない。少し考えると当たり前のような医療の原則が矯正歯科にも当てはまるということですね。
皆さんのご参考になれば幸いです。
では、また~。

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ひさの矯正歯科・院長 久野昌隆

ひさの矯正歯科
院長 久野昌隆
http://www.hisano-ortho.com/

【学歴・職歴】
昭和63年
長崎大学歯学部卒業 東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第1講座専攻生過程入学(三浦不二夫教授)
平成4年 医員 採用
平成8年 文部教官 助手 採用
平成10年
卒後教育担当(矯正歯科 ~平成13年3月まで)
平成12年
医局長 (~平成14年3月まで)
平成12年
東京医科歯科大学歯学部附属歯科技工士学校 非常勤講師 併任
平成13年
東京医科歯科大学歯学部附属歯科衛生士学校 非常勤講師 併任
平成14年 講師 昇任
平成14年
卒後教育担当(矯正歯科 ~平成16年3月まで)
平成15年
矯正歯科外来 外来医長 (~平成19年3月まで)
平成17年
矯正歯科外来 副科長  (~平成19年3月まで)
平成18年 助教授 昇任
平成19年 准教授
平成20年 東京医科歯科大学 退職
平成20年11月
ひさの矯正歯科 開設